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がん治療ならセレンクリニック

国立大学で研究されたがんの最先端の治療技術を提供するがん治療専門のクリニックです。 免疫細胞を使った治療(がん樹状細胞療法)を中心に、副作用を抑えた抗癌剤治療(がん休眠療法)、関連医療施設での副作用の少ない放射線療法などを併用し、患者さんにあった副作用の少ないオーダーメードのがん治療を提供しています。

上咽頭がんとは

上咽頭という場所は、鼻の孔の突き当たり、つまり、鼻の奥と考えればよいでしょ。子供の場合には、ここに咽頭扁桃(アデノイド)があります。上咽頭がんは、中国南部、台湾、シンガポールなどに多く、日本は欧米並みに低い発生です。男女比は約2対1で、男性に多く、どの年代にも起こりますが、40〜60歳に最も多くみられます。

上咽頭がんの症状

上咽頭の外側には、耳と鼻を結ぶ管(耳管)があります。ここが、腫瘍によってふさがれるので、はじめは耳に出る症状が多いようです。滲出性中耳炎と同じように、耳が詰まった感じ、難聴、耳鳴りなどの症状がおこります。腫瘍が鼻の後ろの孔に近いところにできると、鼻づまりや血が混じった鼻汁がでたりします。

また、この病気は、しばしば頸部のリンパ腺にも転移するので、首の腫れがはじめに出る症状のこともあります。さらに上咽頭は脳にも近いので、神経が障害されて声がしわがれたり、ものが二重に見えたりすることがあり、しばしば頭痛を伴います。

上咽頭がんの原因

まだ、詳細は明らかではありませんが、上咽頭がんの発生には、EBウイルスが強く関係しているようです。中国南部や台湾に発生率が高いのは、EBウイルスの感染者が多いからだとされています。このウイルスはどこにでもいて、日本人の多くは不顕性感染(感染しても発症しない)しています。しかし、この病気になるのはまれです。感染と発病するまでに、何か別の誘引が作用すると考えられています。

上咽頭がんの治療法

上咽頭がんには放射線療法がよく効くので、これに化学療法を併用します。しかし、それでも病巣が残る場合には、主に頸部リンパ節転移に対しては手術をします。後遺症としては、放射線療法後の萎縮性咽頭炎や難聴が見られることがあります。

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