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クラミジア感染症の症状

性交渉や性的な接触よって感染する病気を性感染症(STD)といいます。そのなかで、現在最も多く見られるのがクラミジア感染症です。特に若い女性の間で増加しており問題になっています。

クラミジア感染の初期には女性の場合はおりものが増える、下腹部が痛むという症状がでることもありますが、一般的には、男性も女性もほとんど症状が無く、感染に気づかないまま放置されがちです。女性の場合、子宮や卵管などに感染が広がり、子宮頚管炎や骨盤内感染症を起こしたり、卵管が詰まってしまう卵管性不妊症や子宮外妊娠につながる場合もあります。さらに、クラミジアの感染に気づかないまま出産した場合、産道感染によって新生児が喉頭炎や結膜炎、肺炎になる可能性もあるため、妊娠時には必ず検査が必要です。また、炎症が広がると肝臓皮膜の炎症(肝周囲炎)をおこすこともあり、右肋骨の下の痛みや発熱が起こります。これは「フィッツ・ヒュー・カーティス症候群」と呼ばれています。

クラミジア感染症の原因

クラミジア・トラコマティスという微生物が原因となります。男性は尿道に、女性は子宮の入り口などにことの微生物が感染して炎症を起こします。最近ではオーラルセックスが増えたことから、性器だけからではなく口の周りや口内、咽喉から原因となるクラミジアが見つかることもあります。男性は尿道炎の原因になります。適切な抗菌薬を用いれば完全に治癒しますが、放置される限り自然に治ることはありません。性交渉のパートナーの同時に感染の有無を確認し、感染している場合は治療しなければなりません。

クラミジア感染症の特徴

クラミジアは圧倒的に女性の感染者が多く、男性の2倍以上を占めています。現在、特に10~20歳代の若年層でも感染の広がりが著しく、20~24歳の感染者が全体の約三分の一、15~19歳の感染者が約20%を占め、この世代で全体の半分以上にのぼることが報告されています。

クラミジア感染症の治療法

性交渉の時には、コンドームを使用する

クラミジア感染症は性交渉時に、最初から最後までコンドームを使用すれば防ぐことができる病気です.時ムンの体や相手の体を病気から守るために、コンドームの使用は心がけて欲しい所です。予防策に勝る治療なし、といえるでしょう。

定期検査で早期に治療

性交渉の経験が一度でもあれば、感染の可能性があります。年間300万人の人がクラミジアに感染していると推計されているアメリカでは、思春期の女性10人に1人がクラミジア感染症であるとも言われています。そこで、CDC(疾病管理センター)では、女性に対して、無症状でも検査を受けるkとを勧めています。日本でも10~20歳代の感染者の増加が懸念されています。定期的に検査を受けることで艦船の発見は勿論、感染の広がりを防ぐことができます。骨盤内感染症が放置されると不妊や子宮外妊娠の原因となります。

クラミジア感染症と診断された場合は、感染が子宮頚管にとどまっている早期治療を始めることが大事です。感染したことがわかりさえすれば、非常に信頼性の高い臨床研究によって、テトラサイクリン系やマクロライド系の抗菌薬が、原因となる微生物の増殖を抑える効果があると確認されています。また、ニューキノロン系の抗菌薬についても、非常に信頼性の高い臨床研究によって有効性が確認されています。

完全に治るまで治療を続ける

これらの結果から、クラミジアの治療自体は難しくありませんが、自己判断で完全に治りきらないうちに服薬や受診を中断してしまうことが多く、問題になりがちです。完全に治癒されない場合、感染がさらに拡大していく原因になります。また、性的パートナーに潜在的なクラミジア感染が認められることも多いので、お互いに検査して感染の有無を確認することが必要です。

妊婦の感染歯、子供への感染の危険性も

クラミジアの感染に気づかないまま出産した場合、産道感染がおき、新生児が咽頭炎、結膜炎、肺炎になる可能性があります。妊娠時には必ず検査を受けることが必要です。クラミジアの感染が認められた場合は抗菌薬による治療を受けます。

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